第1回地球生命賛歌フォトコンテスト!!!
《大地の部》

●グランプリ
●準グランプリ
※審査員総評
●協賛企業賞
●一般投票賞
●入選

 

<<グランプリ>>

(審査員:写真家・上出俊作氏)
  

No.012『ハートに潤い』
(Lotus effect) ひろしさん

(審査員講評)
応募作品の中で、最も洗練されていました。無駄なものがなにもないですね。主役が2つあると写真としてはまとめづらいですが、ハートと水滴が重なることでつながりが生まれているように感じます。葉脈を生かして視線を中心に集めているのも効いていますね。

実は、僕の心が曇っているのか、コメントを拝見するまでハートには気づきませんでした…
それでも、自然な色と、完璧なデザインと、そしておはじきのような水滴に心を奪われました。

どちらかというと、大きくプリントするというよりは、小さめにプリントして玄関にずっと飾って置くような写真かなと思います。

元々は花を撮影しに行ったようですが、自分の心が動いた方にスッとカメラを向けられる柔軟さが、この作品を生んだのでしょうね。自分なりの気づきと視点が、押しつけがましくなく素直に伝わってきます。丁寧に切り取られた、ずっと見ていられる作品です。

<<準グランプリ>>

(審査員:DAIKINGフォトセミナー講師・DAIKI氏)

No.105『未来へ向かって』
YOKOさん

(審査員講評)
どんな言葉を並べても安っぽくなってしまうくらい、この写真からは言葉を越えた「世界観」を感じました。緑と赤を中心に土と木の茶、空の青と白という色合い、シンクロしている少女たちの腕の振り、門のように両側にそびえる二本の木と、その奥に道を示すように並ぶ木々、その木々たちが作る影、全てのパーツがそれぞれの役割をしっかりと果たし、この世界を作り上げていると思います。
未来とはただ明るいものではないからこそ、勇気を持って進んで行かなければならない、そんなメッセージが感じられるような、素晴らしい作品です。


【審査員総評】


◎写真家・上出俊作氏より

大地の部は写真のバリエーションが豊富で、見ていて面白かったです。「こういうところに着目するのか」とか、「こんな切り取り方があるのか」とか、僕にとっても学びの多い時間になりました。

特に、皆さんの気づきや視点には驚かされました。何気ない日常の中から自然の美しさや強さを見つけることに関しては、皆さんすでにできていると思います。一方、それをどう伝えるかという点に関しては、まだまだ伸びしろがあるように感じました。今回惜しくも入選を逃した方は、他の方の写真も見ていただいて、「何が足りなかったのか(あるいは足し過ぎたのか)」を考えてみて下さい。

海の部でも同様なのですが、応募作品を拝見するにあたって、まずは情報を何も入れずに写真だけを見てグランプリ・入選作品候補を選定しています。なぜなら、写真の魅力の一つの側面として、ノンバーバルで伝わり広がっていくという可能性があるからです。いただいたコメントとタイトルは、補完情報として、ある程度選考が進んでから拝見させていただきました。

写真だけで何かを人に伝えるためには、様々な知識や技術が必要です。一通りインプットし終えて、そこからは何を使って何を使わないかの判断が必要になってくるでしょう。特に陸上写真は、水中写真(特にマクロ)と違って、太陽光を意識しないと撮れません。アングルも、水中以上に自由に変えられる分、そこには意図が必要になってくるはずです。

なんだか小難しい話をしてしまいましたが、皆さんの作品を見ていて、やっぱり写真っていいなと思いました。身近な所にも、こんなに魅力的な被写体が溢れているんだな、と。

僕自身も、もっと陸で写真を撮ろうという気持ちになりました。
是非これからも、レンズ越しに自然と向き合う時間を作って、その瞬間だけでも色々なものから解き放たれて自由を感じて欲しいなと思います。


◎DAIKINGフォトセミナー講師:DAIKI氏より

今回「大地の部」の写真を見させていただき、こんな場所に行ってみたいと強く思わせてくれたり、肉眼では見られない世界を美しく表現してくれていたりと、感動の連続で、写真の持つ力を改めて感じることができました。みなさま、素晴らしい作品のご応募、誠にありがとうございます。

あまりに力作揃いで審査はかなり難航しました。私のフォトセミナーに参加されている方がほとんどなので、技術的な面(ピント、構図、露出、現像処理など)での差があまりなく、しかもしっかりとしたストーリーが感じられる作品ばかりでした。夜に大好きなワインを片手にみなさまの作品を一枚一枚見るごとに、「写真とは物語である」という私の写真に対する想いが満たされていく幸せを感じると同時に、良い作品ばかりで選びきれず、挙げ句の果てに酔っ払って「もう全部入選でいいや!」と思ってしまったこともありました(笑

そんな中で最終的に審査基準にさせていただいたのは、どれだけ写真から「世界観」を感じられるかということです。言い換えるならば、写真から撮影者の「想い」がどれだけ感じられるか、と言っていいと思います。もちろんどの写真にも「想い」が込められているのは感じられますが、それがより強く伝わる写真を選ばせていただきました。

審査という大役がこれほどまでに難しいとは正直思いませんでした。それもこれもみなさまが素晴らしい作品を応募してくださったからに他なりません。たくさんの素敵な写真を見られて本当に感謝しています。そしてまた再びこのような幸せな時間を味あわせてもらいたいと思っておりますので、このフォトコンテストがこれからもずっと続いていくよう、心から願っております。

最後になりましたが、事務局をはじめ各関係者のみなさまに心から御礼申し上げます。今後ともよろしくお願い致します。
2022.01.16 潜水屋DAIKI



協賛企業賞

地球環境フォーラム賞

金賞

No.022『夢にまで見た景色』みなみさん

<コメント>
大地の部も、皆さん力作ばかりで、多数が入選、受賞できる作品だと思いました!
ゆえに、力作揃いの中で、より作品性を高めていくことは高度なことだと思いますが、日々の感動のシーンを撮って、さらなるスキルアップを楽しみにしています!

金賞は、No.105の『未来へ向かって』の予定でしたが、準グランプリと被りましたので、次席のNo.022の『夢にまで見た景色』とさせていただきます。
みなみさんの写真は、どれも素晴らしく感動しましたが、特にNo.022の写真は、観た瞬間に引き込まれ、感動しました!
この美しい青一色の世界!空と大地、花がどこまでも一体化している。
しかも転勤で新天地へ引っ越し後の初めての家族でのお出かけ。
まさに祝福としか言いようのない素晴らしいエネルギーですね!

銀賞

No.007    『Mt.Fuji』みなみさん

<コメント>
富士山と湖、そして写真の画角を大きく占める雲の割合に惹かれました。
新幹線から見る富士山も、全体や山頂までの間に雲がかかっていることが多く、写真のように全景を見れるタイミングは多くはないと思います。
その瞬間を逃さなかったことと、逆光の富士山のシルエットに哀愁があり、雲があることで美しさと雄大さが引き立ち、
撮影者の自然への畏敬のような感覚も伝わってきました。

スワモンショウ賞

本当のしあわせってこれで賞

No.004 『夕日に向かって』  TENさん

<コメント>
石垣島のなんとも美しい夕日が、ほんとうに広々とした静かで穏やかな海に映し出されている風景の中に、作者も書かれているように、そこに向かっていくシーカヤックの二人が息もぴったりと「夕日に向かって走るぞ。」と言っているかのような躍動感が感じられる作品です。

この作品を見ていると、自然界と一体化した感覚になり、日々のあくせくした暮らしが、バカバカしく思えるくらい穏やかな気持ちになります。

そして、「本当のしあわせって何だろう。」という思いがあふれてきました。

それにプラスして、シーカヤックの二人が「我々がめざす物はこれだ。」と教えてくれているかのようで、勇気・希望といったものを感じさせられる作品だと思います。

HATAMOTO JAPAN賞

永遠の青春で賞

No.103    『あなたの夏の思い出は何ですか??』なるさん

<コメント>
第一印象はおもいっきり夏が飛び込んでくる感じで、寒さが吹っ飛び、一瞬でぽかぽか暖かくなるようでした。
まさに、蝉の鳴き声や、風鈴の音色も聞こえてきそうで、一枚のひまわりの写真ですが、とっても夏が詰まっていていろいろな夏の風景が想像できる写真だと思いました。
また、無条件に明るく咲き誇る姿や、太陽の恵み、元気みなぎる生命力を熱く感じます。

小さい時から夏の思い出にはいつもひまわりが咲いていたので、懐かしくもあり、青春でもあり、心がとってもあたたかくなりました。

ワンネスサポート賞

今後の活躍に期待していますで賞!

No.017『あいらしく!!!愛おしく!!!』
和子さん

<コメント>
和子さんの他の作品も含めて、楽しく撮影しているその場の空気がリアルに伝わり、さらに、ユニークな感性がおもしろいと感じました。
構図と技術を学ばれたら、より素晴らしい作品を創られるのでは、と応援しております。

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一般投票賞

No.022『夢にまで見た景色』みなみさん

<投票いただいたみなさんからのコメント(抜粋)>

  • 本当に綺麗!!!みなみちゃんの感動がそのまま伝わってきます!!!*^^*
  • 見たシュン間のインパクトがあって引き込まれた!
  • 透明感がものすごい!
  • 本当に夢にまで見た景色!!!美しすぎます!
  • 自分も行ってみたい!と思いました。一面のネモフィラが向かう先、青空がいっぱいいっぱいに入っているのがすごくいいなと思いました!題名もピッタリ!
  • 美しい地球❗鮮やかな地球❗命ある地球❗を感じました。
  • 新天地でのみなみさんの気持ちに、一面のお花と青空が寄り添っているような、写真を撮った方と被写体が一つになっているように感じて、一番うるうるしました!!!
  • すべてパーフェクトって感じで、超美しいと感じました!!!

No.060 『雫の中に・・・』 Ritaさん

<投票いただいたみなさんからのコメント(抜粋)>

  • くるくるっと丸まったツタに、雫が優しくくるまれているように見えて、「そうだ、すべての生命は水があるから生まれたんだな!」というのをすごく感じました。生命誕生の奇跡と美しさが、この1瞬に込められていると思いました。
  • 美しすぎる!!!
  • 本当にきれい!!!一粒の生命力の輝きと、その美しさにフォーカスして丁寧に届けていただき、ありがとうございます!!!!
  • すごい瞬間
  • この作品のように大自然の作り出す一瞬の美しさが大好きです! ツル植物のクルクルは生命力を感じますし、しずくとのコラボがたまりません!

※2作品が選ばれています

No.031 『時に、初春の令月にして、気淑く風和らぎ、
目白は行く先の希望を瞬き、梅は珮後の香を薫らす』 SARUさん

<投票いただいたみなさんからのコメント(抜粋)>

  • 初春の凜とした透き通った空気も感じるぐらい透明感がある中に、目白の力強さと梅の鮮やかさと可愛いさも感じました。
  • 紅梅の中のメジロの鶯色が映えて、とても日本の春らしい色彩だと感じます。メジロの動きもいいし、毛並みもはっきりと綺麗に撮れていると思いました。日本画の世界の趣があると感じました。「梅に鶯」よりは「梅にメジロ」のほうが合うと思えてきます。
  • メジロちゃんと梅のコラボが最高!!すぐに飛んで行ってとても難しいと思うのに、メジロちゃんも梅もとても美しく撮れていて、すごいな!!と思いました!!!!
  • メジロの目力、生命力と、華やかな梅の花のコラボ。決定的瞬間をとらえた構図が素晴らしくて、色合いも素敵で、ものすごく引き付けられました。

 

No.101 『気持ち良い~~~~~~!!!』 なるさん

<投票いただいたみなさんからのコメント(抜粋)>

  • 気持ちよさそうなすずめちゃんが可愛らしいなと思いました。水飛沫と水面の波紋が美しくてずっとみていたくなるような写真でした。
  • とにかく可愛い!!!
  • 一瞬を捉えた生命の可愛らしさと躍動感と爽快感!!水しぶきと波紋が美しい!
  • すずめのほわほわした羽が可愛くて、水浴びをしている姿がとても躍動感があり、水も美しくて、とても生命エネルギーを感じました(*^^*)

 

みなさんが、最も感動して印象に残った作品!!!

No.022『夢にまで見た景色』みなみさん

グランプリとMVPのダブル受賞!!!

<投票いただいたみなさんからのコメント(抜粋)>

  • とってもきれいで、見てるだけで行ってみたくなる写真!!!行きたい!!
  • ネモフィラがどこまでも続いていくような広がり感と清々しさ!その場にいるかのような感じがしました!とても綺麗で、まさしく夢に見た景色!!感動がとても伝わってきて、私も感動〜!!!!ほんとにステキです!!!!
  • こんなにも美しい世界があることに感動で、私もこの場にいるような臨場感を感じさせてもらって、素晴らしいと思いました!

  

【入選】

皆さん熱意が高く!!!@^^@ 気愛がばく大なので!!!@^^@
今後の、ますますの気愛Upのためにも、「入選」の枠を設けました!!!

入選作品は審査員及び事務局からそれぞれ選出しています。(※重複選出あり)

※上出さんが選んだ入選作品

No.001 『生命の島』 TENさん
見た瞬間に一番ドキッとしたのは、この写真でした。
島に向かっているのか、島を去ろうとしているのか、どちらなのか色々ストーリーを想像せずにはいられませんでした。具体的に「ここをこう直しましょう」というところはないのですが、構図をもう一工夫すればグランプリになっていたかもしれません。

No.004 『夕日に向かって』  TENさん
静かに流れる時間の中に入っていけるような作品ですね。狙いもいいですし、丁寧に冷静に切り取れていることも伝わってきます。カヤックと太陽が重なったらどんな写真になったんだろう、と思いました。

No.005 『火上げ岩からの景色』 TENさん
ガードレールで作られた山が面白いですね。左下の岩も、画面に安定感を与えるのに一役買っている気がします。枯山水を思い出しました。

No.015 『迫り来る○○は?笑』 和子さん
全体をかなりアンダーで仕上げたことで、不穏な感じが伝わってきますね。ただ、僕は犬かと思ってしまいました…
必ずしも何の動物だかわかる必要はないと思いますが、もう少しだけディテールを見せても良かったかもしれませんね。

No.016 『たいようよりはやおき』 みなみさん
なんというか、憧れてしまいました。幸せそうだなと。右下から左上への流れが自然でいいですね。
その場の空気感が伝わってくる、温かい写真だなと思いました。

No.019 『新しい生命』 ひろしさん
正直、けっこう時間をかけて作品を見たのですが、これが何を写していて何を言いたのかはわかりませんでした。
でも、「なんなんだろう?」と思わせる力は、この作品が圧倒的でした。
もう少し情報を整理できると良さそうですね。

No.022 『夢にまで見た景色』 みなみさん
ある意味撮りつくされた風景だと思いますが、それでも、この景色には力がありますね。
余計なものが一切写っていないので、見ていて気持ちいいです。
お花畑に飛び込みたくなりました。だめですが。

No.035 『溜めの一瞬』 SARUさん
身近な自然に気がついて、丁寧に観察して切り取っていますね。
前ボケで額縁構図を作っていることで、視線もスッとキツツキの顔にいきます。
相変わらずコメントがこってり気味なのは置いておいて、SSはもう少し速くしてもいいかもしれません。ISO800で切れているので、ISOをもう少し許容して、動いている所を止めにいっても良かったのかもとは思いました。

No.036 『凛々しい山のリリー』 IKUさん
こういう環境で撮られた百合の写真を初めて見ました。深い緑の中の白が際立っていて、雰囲気がありますね。個人的には、タイトルも好きです。

No.037 『深遠』 IKUさん
霧がかっている様子が見事に表現されています。
立ち入ってはいけない場所なんじゃないかという緊張感もありますね。
中心が奥に抜けている分、そこにストーリー性を感じるとも言えるのですが、少し抜けすぎな気もするので、構図は工夫の余地があるかもしれません。

No.039 『Go!Go!』 IKUさん
面白い瞬間を切り取っただけでなく、構図やピント合わせなどの丁寧さも感じられる作品です。
植物も生き物も初めて見たので、新鮮でした。
ここではタイトルは後から見る程度にしていますが、他のフォトコンなら素直に「キアゲハ列車」の方がいいかもとは思いました。

No.042 『花の島へようこそ!』TENさん
極端な遠近感はないのですが、自然な形で前景・中景・後景が作れていますね。
しかも、それぞれが全く違った要素で構成されているので、対比が際立っています。
木を配置した場所も、一見極端なようにも見えますが、しっかりバランスが取れていてさすがです。

No.049 『清らかな光』ひろしさん
まるで作りもののような、非日常の雰囲気がありますね。
今後は、カメラの設定や光をコントロールして、自分で作風をコントロールしていけるとなおいいと思います。

No.050 『日の丸みたいに』 Ritaさん
周りの葉っぱが放射状に広がっていて、包み込まれるような感じがしますね。
ボケが綺麗だなと思ったら、なんとiPhoneで撮ってるんですね。びっくりしました。

No.052 『葉を照らして』 Ritaさん
逆光気味の光を利用した写真の、お手本のような作品ですね。玉ボケはもちろんのこと、葉脈が透けエッジが立った葉が美しく、主役としての存在感があります。
何気ない風景も、視点と光で作品にできるということを教えてくれていますね。

No.058 『小さな森』 和子さん
水面に写り込んだ木々と水中の鯉が混ざっているような、不思議な雰囲気です。手前の小さな木が、何かの意味を持っているように感じさせる作品です。
光を見ながらアングルを工夫できると、さらに良くなるかもしれません。

No.063 『金木犀香る庭で』 Ritaさん
キンモクセイの香りが届いてきそうな一枚ですね。花や水の質感が、リアルに伝わってきます。
落ちそうな水を印象的に表現できたら、写真に動きが出そうですね。

No.067 『“おかえりなさい” 北の国からの来客に心をこめて』 みさきさん
作り込まれたドラマを見ているような感覚になりました。
手前のユリカモメから柵に沿って視線が奥に流れていくと、所々に見どころが配置されていて、最後はタワーに行きつきます。そして、そのまま抜けてしまいそうになった視線が、右下の鳥で留められる。
視線が画面から抜けず、ずっと写真を見てもらえるというのは、構図の完成系ですね。

No.068 『色づく炎、舞い踊る』 Ritaさん
グランプリにしようか悩んだくらい、アート性の高い、力のある作品です。
特に直すところは見当たらないのですが、ちょっと全体的にべったりしている印象があるので、もう少し彩度を抑えた方が質感は出たのかもしれないなとは思いました。

No.091 『そらと伝承!未来と結ぶ!!!』 和子さん
何を撮った写真なのかはわかりませんでしたが、力強さは感じました。
全体的に色の統一感があるので、見ていて気持ちいいですね。
少しだけバランスが左に寄っているので、完璧なシンメトリーにすると安定感が出そうです。

No.096 『大地の虹』 貴 さん
まさに気持ちの良い一枚です。手前から道を通って奥に向かっていける構図もいいですね。
空が広すぎて寂しい感じもしますが、それがこの場所らしさなのかもしれませんね。

No.097 『ようこそ!ひまわり畑へ』 なるさん
被写体も撮り方も、特に新しいことはないのですが、
大好きなひまわりを丁寧に切り取ったことが伝わってきます。
左右のバランスと背景のボケ、どちらも上品にまとめられていて、見ていて気持ちいいですね。

No.102 『思い出の冬の海』 なるさん
写真を見た瞬間に「きっと何かの思い出なんだろう」と思いました。
ノスタルジックな雰囲気を、技術で作れていることが素晴らしいと思います。
風景に自分で意味づけしていくということの大切さを教えてくれますね。

No.105 『未来へ向かって』 YOKO さん
こういう夏の思い出があったらいいなと思わせてくれる作品です。
色の対比が美しいですね。狙っていないと撮れない写真だと思います。
少し右が下がっているように感じるので、水平を完璧に取れるように意識するとより安定感が出そうです。

No.111 『雨のお散歩♪』 撮影&現像処理:MEGUMI
なんだかシュールな作品だなと思いました。これはどういう状況なんだろうと。
アヒルがこちらを気にしていないのが、この作品の面白さだと思います。
自然なんだけど不自然で、なんだかほっこりしてしまいました。

※DAIKIさんが選んだ入選作品

No.005    『火上げ岩からの景色』TENさん
手前の緑から最終的に一番奥の空までのグラデーションを見事に表現できているだけでなく、人工物(ガードレール)をアクセントにしたことで、独特の世界が感じられる作品になったと思います。ありそうでない写真ではないでしょうか。

No.006    『お食事に夢チュー!?』りんりんさん
美味しそうに蜜を吸っている感じがとても伝わってくる作品ですね。緑や黄色だけでなく赤の花を背景に入れたことがとても良いアクセントになっていて、蝶の美しさをさらに引き立てていますね。

No.007    『Mt.Fuji』みなみさん
入選作品を選んでからタイトルを見たので、正直富士山だとは思ってませんでした。それよりも雲の存在感が素晴らしく、左の青空から時計回りに雲が濃くなっていき、最後にオレンジがわずかに添えられているところに感動しました。タイトルもそこに着目して付けると良いかなと思います。

No.012    『ハートに潤い』ひろしさん
切り取り方が素晴らしい作品ですね。構図がいかに大切かを感じさせてくれる一枚だと思います。思わず「上手だな〜」と言ってしまいたくなる写真ですね。グランプリ、おめでとうございます^^

No.014    『おいしすぎてしあわせ』みなみさん
「愛」です。愛してるからこそ彼の表情を引き出せる、そんな一枚だと思いました。太陽の位置や構図も良く、とてもセンスを感じる写真です。見ている僕も「しあわせ」な気持ちになれました。

No.018    『湧き上がる緑』ひろしさん
大木と緑から強いパワーを感じられるのは、撮影の工夫と現像処理あってのものだと思います。技術の高さがしっかり伝わる一枚ですね。下のボケている部分をボカさないように撮れていれば、さらに力強さが増したかなと思います。

No.022    『夢にまで見た景色』みなみさん
誰が見ても心を奪われてしまう、そんな一枚ですね。ここに行ってみたいと強く思わせてくれました。しかも背景には空しかなく、雲が同じ目線に見えていて、まるでここは空に浮かぶ島なのかと錯覚してしまいそうでした。強く世界観を感じさせてくれた、僕の中では準グランプリ候補の中の一枚でした。

No.024    『海と夕焼け空』MIYABIさん
中心から美しく広がる夕焼けと、照らされた海と空のグラデーションがとても美しい一枚ですね。左の島が空間をしっかり埋めていて良いです。そして強い存在感がある上の雲の質感がとても面白いですね。

No.025    『飛翔』MIYABIさん
街の中の風景を絵にするのはとても難しいのですが、この写真はそれがとても上手くできていると思いました。水面にも映っている標識と、その右にいる鳥たちが良いアクセントになって、ストーリーに奥深さを出してくれてますね。タイトルの「飛翔」はちょっとこの雰囲気には合ってないような気がするので、もう少し身近な言葉で紡いであげると良いかもしれません。

No.026    『春花(はるはな)の うつろふ時の風に乗り鈴の音響く めじろ日和』SARUさん
鳥と花の美しさがしっかり伝わる素敵な一枚ですね。ただそれだけに細かいところが気になります。この子がとまっている枝の折れている部分や、背景に暗部がありすぎるところなど、撮影が難しいからこそより良い一枚を求めてもらいたいですね。あと歌を詠むならちゃんと空白を作ってください。『春花(はるはな)の うつろふ時の 風に乗り 鈴の音響く めじろ日和』

No.027    『大地に花開く秋桜』YOKOさん
たくさんの秋桜の中から、ここをクローズアップして撮ろうと選んだことがまず素晴らしいですね。そしてこの安定感のある構図のおかげで、ずっと見ていられる一枚になっていると思います。右の一本だけ高く伸びた茎も良いアクセントになっていて面白いです。僕の中では準グランプリ候補の中の一枚でした。

No.029    『秋に燃える彩光』照子さん
秋の色が散りばめられた、素敵な作品ですね。秋と言うとこれから冬に向かっていく感じで、なんだか物悲しいイメージがありますが、この写真からは力強い美しさを感じさせてくれ、物悲しいだけが秋じゃないことを伝えてくれているようです。右上の明るさがこの写真の良さなので、左下の明るい部分はもう少しだけ切り取った方がより右上に視線が注がれるかなと思います。

No.030    『一瞬の光の道』照子さん
空から大地に降り注ぐ太陽の光線は良く見られますが、このように空に向かって伸びる「道」はめずらしいのではないでしょうか?それに着目し、しっかり表現できていることが素晴らしいですね。街の黒ツブれしてしまっている部分を、見えるか見えないかくらいの薄暗さで表現できていれば、さらに写真に奥深さを感じられたかなと思います。

No.031    『時に、初春の令月にして、気淑く風和らぎ、目白は行く先の希望を瞬き、梅は珮後の香を薫らす』SARUさん
写真は先ほどのと同様、とても上手く撮影できてると思いますが、ただ暗部が気になりますね。可能ならISOをもっと上げて撮影すれば良いのではないでしょうか?それよりもタイトルです。先ほどの歌はまだ読みやすく通じるものがありますが、今回のは写真を忘れてしまうくらい小難しく伝わりにくいです。タイトルはもっとシンプルに、あくまで写真がメインなのでそれを引き立たせるように付けましょう。歌を詠みたいならストーリーの中に書くと良いのではないでしょうか?

No.035    『溜めの一瞬』SARUさん
周りの緑が素晴らしいですね。タイトルの「一瞬」感がより伝わってきました。先ほどの歌をタイトルにした撮影者と同じ作品だとは思えないくらい、写真とタイトルがマッチしてますね(笑)

No.036    『凛々しい山のリリー』IKUさん
自生の百合とはこんなにも美しいものなのかと感じさせてくれた、素敵な一枚です。百合の位置と茎の角度、これから咲く蕾、右の木の角度など構図がとても良いですね。暗部が百合を引き立てているのですが、やや視線を持っていかれがちになるので、もう少しだけ明るくしてあげた方が良いかなと思いました。

No.037    『深遠』IKUさん
深き森にのさらに奥には何が待っているんだろう、そんな好奇心を湧き立たせるような作品ですね。横長にトリミングしたことでよりそれが伝わってきます。ただここまで奥をくっきりさせすぎない方が、より奥深さが出てもっと良かったかなと思いました。僕の中では準グランプリ候補の中の一枚でした。

No.039    『Go!Go!』IKUさん
俯瞰で捉えたことでこの子の全体のデティールがしっかり伝わるだけでなく、この子がいる特徴的な形の植物(名前を知っていたらぜひ教えてください)の面白さも伝わりますし、背景もうまくボカすことができてます。特に縦に伸びた茎がとも良いアクセントになっていますね。三次元を二次元で表現する写真の特徴をとても上手く活かすことができていると思いました。

No.041    『unfading summer』TENさん
なんだか懐かしさを感じる一枚です。全体的な色味がそうさせるのでしょうか?ずっとこの感じが続くような、まさにタイトルにもある「色褪せぬ」世界ですね。ただちょっとのっぺりして奥行きが感じられないので、その辺りを工夫すればさらに良くなるかなと思いました。

No.043    『燃ゆる秋空』TENさん
空が燃えてますね。シンプルに力強さを感じます。赤を色トビさせずいろんな赤が感じられるのも素晴らしい点だと思います。ただ左下の空が明るすぎるせいか、そこに視線を持っていかれがちになるので、そこを抑えてもっと赤に目を向けてもらえるようにすれば良いかなと思いました。

No.046    『青と朱』HANAEさん
思わず「テレビで見たことある〜!!!」と言ってしまいました。これを肉眼で見て撮影できたことがまず素直に羨ましいです。僕も撮影してみたいです。そう思わせてくれるのは、タイトルにもあるようにしっかり「青と朱」が表現できているからこそですね。場所的に難しいかもしれませんが、もう少し上から、そして今の位置よりやや左から撮影できていれば、より「朱」の存在感を出すことができたかなと思います。

No.047    『ネモフィラ畑で はぴhappy』HANAEさん
花、森、空だけでなく、人々、そして最高のアクセントになった蜂?さんまで、この一枚にたくさんの想いが込められていると感じさせてくれる、素敵な一枚ですね。全体的にやや暗いのでもう少し明るくしてあげるとさらに印象が良くなるのと、蜂さんの存在にもっと気づいてもらえるように、左と下をやや切り取ると良いかなと思いました。

No.049    『清らかな光』ひろしさん
写真ならではの世界観を見事に表現できている一枚ですね。まるで匠が心を込めて作った和菓子のような、とても上品で質の高さを感じさせてくれます。少し右下の空間が広く重たいかなと感じますので、微調整すればさらに良くなるかなと思いました。

No.051    『赤々と』Ritaさん
手前と奥にしっかりとボケを入れ、赤の美しさをとことん見せてくれる、素敵な一枚ですね。赤とは強いイメージがありますが、この写真からは暖かさや優しさを感じます。ただ手前の枝がちょっとやかましい感じで、ピントの合わせた葉の存在を少し邪魔してしまっているので、枝の配置をさらに工夫できればもっと良くなったかなと思います。

No.055    『雨のビーズ』MARIさん
雨粒の配置が楽しい一枚ですね。この配置を見つけた瞬間、嬉しくなって撮影した気持ちが伝わってきます。ただどうしても気になるのが大きな二つの穴ですね。主張が強すぎて視線が持っていかれがちになってしまいますので、そこをどう改善するかがポイントだと思いました。

No.068    『色づく炎、舞い踊る』Ritaさん
まず、炎を撮影しようと思ったこと、そして炎にはたくさんの色が散りばめられていることに気づいたこと、とても素晴らしいと思いました。そしてそれを写真で見事に表現できていると思います。立ち上がる炎を縦構図で、飛ぶ火の粉もしっかり写し込まれていて、炎の美しさを余すところなく表現できていると思いました。僕の中では準グランプリ候補の中の一枚でした。

No.078    『みんな仲良し』ひろしさん
僕はやはり単純にこういう写真が好きだなあと思わせてくれた一枚です。「生命」を身近で感じられる水中にいることが、何よりの幸せだと感じているからだと思います。ここに写っている全ての鳥たちに吹き出しを付けて、会話をさせてみたくなりました(笑)いやあ、楽しくてずっと見ていられます〜^^

No.085    『参道』HIROMIさん
凛とした空気感が感じられる作品ですね。なんと言っても斜めに伸びる木がこの写真を奥深いものにしてくれています。そして奥に人が一人だけ写し込まれているおかげで、人々が通る道だけれども気軽に通るのではなく、姿勢を正しくして神聖な気持ちで通らなければならない、そんな気にさえさせてくれます。

No.096    『大地の虹』貴さん
虹の写真は数多くあれど、両端までしっかり写せているものにはなかなか出会ったことがありません。まずそこが素晴らしいですね。そして虹に向かって伸びる道、さらにうっすらと写るもう一つの虹、雲の配置も両側が重く、中心は軽く青空へと繋がっている、希望を感じさせるような作品だと思いました。

No.097    『ようこそ!ひまわり畑へ』なるさん
ボケ味がとても効いていて、メインがしっかりと主張している、撮影技術をとても感じる一枚ですね。光の当たり方も良く露出も適正だけでなく、気になる暗部も最小限にアクセントとして表現できているところも素晴らしいです。ただもう少しだけ左右に空間があった方が「ようこそ」感がしっかり出せたかなと思いました。

No.113    『A Day』めぐみさん
見た景色を見たまんまいかに写真で表現するか、見た景色から感じたことをどう工夫して写真で表現するか、この写真は後者の方で、それをとても上手く表現できている写真だと思います。羽のやや下の方に太陽を持ってきているので、羽の先の美しさがより出せているところが素晴らしいですし、その羽を持つ手の配置も良いですね。あとは暗部をもう少し明るくしてあげると、より写真に深みが出たかなと思いました。

No.117    『光の大車輪』SACHIさん
自然だけが写真じゃない、人工物だけでも撮り方次第では人の心を打つ写真となり得る。そんなことを改めて思い出させてくれた、創造美を感じる素敵な一枚です。観覧車のカーブの配置と、手前の建物の角度、右下の丸い模様と文字の配置、構図力の勝利ですね。左下の白い部分だけが余計なので、それは切り取ってしまいましょう。

No.118    『嵐のあと』SACHIさん
カエルさんから何か言いたげな雰囲気が感じられる、強い印象のある一枚ですね。あとでタイトルとストーリーを読ませてもらって、納得しました。きっと「どえらい嵐やったで〜」と言いたいんだと思います(笑)ちょっと写真がざらついてるのでノイズを除去して、ほんの少しだけ左側を切り取ると良いかなと思いました。

※事務局が選んだ入選作品

No.007 『Mt.Fuji』 みなみさん

No.012 『ハートに潤い』 ひろしさん

No.014 『おいしすぎてしあわせ』 みなみさん

No.022 『夢にまで見た景色』 みなみさん

No.026 『春花(はるはな)の うつろふ時の風に乗り 鈴の音響く めじろ日和』 SARUさん

No.031 『時に、初春の令月にして、気淑く風和らぎ、目白は行く先の希望を瞬き、梅は珮後の香を薫らす』 SARUさん

No.032 『青空と緑とわたし』 MARIさん

No.035 『溜めの一瞬』 SARUさん

No.037 『深遠』 IKUさん

No.039 『Go!Go!』 IKUさん

No.045 『What a beautiful day!』 TENさん

No.047 『ネモフィラ畑で はぴhappy』 HANAEさん

No.060 『雫の中に・・・』 Ritaさん

No.062 『炎と舞う火の粉』 Ritaさん

No.098 『カラフルな散歩道』 なるさん

No.101 『気持ち良い~~~~~~!!!』 なるさん

※受賞・入選されたみなさんおめでとうございました@^^@

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